<IGA腎症
 IGA腎症とは腎臓の糸球体に免疫グロブリンのIGAという蛋白が沈着する慢性の糸球体腎炎です。
 子どもから大人まで広く患者はいますが、10才代と40才代に多い傾向があります。
 原因不明ですが遺伝しません。
 人間ドックの検査の尿検査で蛋白尿または血尿で発見され、初期は無症状です。進行すると腎機能が低下して腎不全の症状が出ます。疲れやすい。食欲低下。息切れ。夜間に尿量が多い、などです。
 このような場合のサポート薬は、血行を良くする熟成ニンニクエキスの「キョーレオピン」と蛋白尿で血液が低蛋白になるのを防ぐ為のアミノ酸製剤「ビタエックス錠」などの養生薬を使用します。

 

<腎不全>
 腎臓では糸球体と呼ばれる濾過設備が体内の血液の濾過を休むことなく行っております。この糸球体が1日に行う血液の濾過量は100リットルを超え、実質その1部のみが尿として排泄されます。 しかし、何らかの原因で腎機能に異常をきたしている場合は、クレアチニンの排泄が正常に行われないで体内に蓄積し血中内の「クレアチニン濃度」が上昇します。
 クレアチニン値の正常範囲は男性で0.4〜1.1ですが、腎機能が低下するとこの値が上昇し腎不全に陥ります。腎不全でいよいよ腎臓が機能を停止すると、人工透析などの処置が取られます。
 このような場合のサポート薬は、人参・牛黄配合の熟成ニンニクエキス「レオピンファイブ」と細胞組織を修復させる、細胞賦活用薬の「ルミンA」と併せて、腎機能を補う「冬虫夏草」や補腎薬の漢方薬を併用します。

 

<透析>
 腎不全に陥った患者が尿毒症になるのを防止するには、外的な手段で血液の「老廃物除去」「電解質維持」「水分量維持」を行わなければならない。 この医療行為を血液透析と呼び、人工腎、血液浄化と呼ばれ、血液透析とCAPDと呼ばれる腹膜透析とがあります。
 腎臓病や透析の患者さんは、「カリウム」や「リン」などのミネラルを厳しく制限されている方が多く、食事やサプリメント、特定保健飲料、漢方薬などを摂取する場合は特に注意が必要です。身体に良いと思って飲んでいたスポーツ飲料に「リン」が入っていたり、何気なく食べてしまった、イチジクで「カリウム」が上昇して、大変な目に会ったりします。このような場合、専門家や薬剤師に相談して下さい。
 透析や腎臓病の患者様には、「カリウム値」や「リン値」を上昇させない、養生薬、漢方薬、サプリメント、健康食品などを組み合わせて、患者様のQOL(クオリティー・オブ・ライフ)を高めて行く、自然薬療法をお薦めしております。
 このような場合のサポート薬は、人参・牛黄配合の熟成ニンニクエキス「レオピンファイブ」と腎機能を補う「冬虫夏草」や鹿茸・紅参配合の補腎薬「霊鹿参」を併用します。

       

<腎瘻(腎孟カテーテル)>
 骨盤内にある臓器のガン(大腸ガン、子宮ガン、膀胱ガンなど)のガンの広がりや、その他のガン(胃ガンなど)が腹膜やリンパ節への転移などで、尿管が外部から圧迫されると、尿の流れが悪くなり腎臓が腫れて水腎症という状態になることがあります。そこで、腎臓の門部にあり、尿管に連なる腎盂というところにカテーテルを挿入し、体外へ尿を排泄させることがあります。これを腎瘻(じんろう)といいます。腎瘻造設になると背中から管を出して尿バッグに溜める為、患部の消毒やら、他人眼に見られたくない酷い精神的苦痛を受けてしまいます。
 腎瘻の治験は一例あります。48才の主婦で、子宮ガンと大腸ガンを罹患されて、つくば市にある国立大学付属病院で摘出手術をしたのですが、術後から尿の出が悪くなり、婦人科から泌尿器科に回され、腎瘻造設の処置をされ退院されました。本人はこんな身体になってしまって「私は、一生このバッグをぶら下げたまま生きて行かねばならないのか」と悲観しておりました。
 私も、何とかQOLを良くして、尿の出を良くさせてあげたい一心で、開腹手術でお腹の中も冷えているので、身体を温め血行を良くする、人参・牛黄配合の熟成ニンニクエキス「レオピンファイブ」と、霊芝菌糸体培養抽出エキスの「紅芝泉」と腎臓を温め尿管の通りを良くする、漢方の煎じ薬を使用しました。薬を服用して1週目位から尿が少しずつ出るようになり、2週目位から正常に1.5?以上出るようになり、3週目の診察の時には、ドクターが不思議だと首をかしげながら、腎孟カテーテルを抜く処置をして平常に戻りました。この後3カ月後には職場復帰されて受付業務なども普段通りこなせるようになりました。腎瘻は治ったのですが、子宮ガンと大腸ガンが取り切れていないので、その後も抗がん剤の副作用の下痢と脱毛を防ぐ為の「レオピンファイブ」「紅芝泉」「煎じ薬」は継続して使用しました。