ひじきを食べて貧血改善

 
     

 ひじき は貧血改善の切り札です。前回紹介したレバーと共に貧血改善の双壁です。
レバーは血液由来の鉄(ヘム鉄)の栄養成分で赤血球を増やす効果があり、ひじきには色素由来の鉄の栄養成分があるので、ヘモグロビンを増やす効果があります。私の知人が献血をした時に、ヘモグロビン値が低くて、献血できませんでした。その時ドクターから「ひじきを食べるように」と云われたのでひじきを食べるようにしたところ、2カ月後にはヘモグロビン値が3以上増えて、無事献血が出来るようになりました。
 ひじきの黒い色は、カロテノイド色素の一種である「フコキサンチン」と云う成分で、ガンの予防に効果があるとされております。他にも「フロログルシノール」と云うポリフェノールも含有しており老化を防ぐ抗酸化作用があります。
また、水溶性食物繊維が多く、ヌルヌルしていて腸の中ツルツル通り過ぎてゆくので便秘に良いです。
 また、鉄やカルシウムなどのミネラルを、レバーや牛乳などで摂取するとカロリーがオーバーしてしまいますが、ひじきにはカロリーがほとんど無く、糖の吸収速度を遅くしたり、クロム色素と呼ばれる成分も豊富なので、糖尿病の予防や血糖値の上昇を押さえてくれるのでダイエットにも効果的です。
 今回は、海の恵みのひじきを長野県の郷土料理「おやき」としてアレンジしてみました。

 

ひじき の オヤキ 3人分

         

材料
 強力粉        カップ2杯(400ml)
 黒ビール       カップ2杯(400ml)
 塩           小さじ 1杯
 オリーブ油      小さじ 1杯

具材 A  生ひじき        大さじ2杯
       葉とうがらし佃煮   大さじ2杯    器に入れて良く混ぜる

具材 B  生ひじき        大さじ2杯
       野沢菜(細かく刻む) 大さじ2杯    器に入れて良く混ぜる

具材 C  生ひじき        大さじ2杯
       ピーナツ味噌     大さじ2杯    器に入れて良く混ぜる


 作り方
1.ボウルに強力粉カップ2杯入れ、塩小さじ1杯入れ、黒ビールカップ2杯入れて、ダンゴ状に良くこねる。
2.ダンゴ状の物を、握りこぶし大に取り、円形に押し広げる。
3.中央に、Aの具材を混ぜたものを載せて、くるんでダンゴ状にして、円盤状にのばす。
4.具材Bを入れたもの、具材Cを入れたものと3種類作る。
5.フライパンを熱して、オリーブ油(ゴマ油でも可)小さじ1杯入れて、円盤状にのばした、生地を入れて、両面が焦げるようになるまで焼き上げる。

 オヤキの具材は何を入れても良く、応用範囲が広いです。Aはひじきの食感に葉とうがらしの辛味が良く合い美味しいです。Bは長野のオヤキの野沢菜の酸味と苦味がひじきと相まって、海と山の味覚の出会いです。Cはひじきのぬめりがピーナツ味噌と相まって、甘塩っぱくピーナツのカリカリした食感と味噌の風味が絶妙です。 皆さん是非チャレンジして下さい。