夏の活性酸素疲れを

リセットする食養生

 
     

 連日、猛暑が続き、強烈な紫外線を浴び続けると、細胞を酸化して老化を早める「活性酸素」が身体の中で、どっさり、溜まってしまいました。このため初秋にかけて、食欲が落ちたり、疲れがどっと溜まったり、肌荒れやシミが増えたりして、身体のトラブルが増えてしまいます。
 今回は、このトラブルメーカーの「活性酸素」を除去する食材を二つ紹介します。
 一つめは、森のバターと呼ばれる果物の「アボカド」です。酸化還元電位を測定する、ORPメーターで、マイナス320とダントツです。
 バターのように柔らかく、ビタミン・ミネラルも豊富に含まれ、ノド越しも良いので、病人や高齢者の健康増進にすぐれてます。
  二つめは、ブロッコリーの新芽「スプラウト」です。ORPメーターでマイナス142あります。この新芽に含まれる「スルフォラファン」という物質が活性酸素を除去して大腸ガン・胃ガンなどを予防してくれます。
 この二つの食材を上手に使って、急激に増えてしまった活性酸素を除去して身体を健康へリセットして下さい。

 

アボカドの美味しい食べ方

 アボカドは、縦に包丁を入れ、二つに割り、種を取り、皮を剥く。
1. 半わりにしたアボカドの種を取って、くぼみにメープルシロップを入れて食べる。
2. 縦に5ミリ幅でスライスして、醤油、またはワサビ醤油をかけて食べる。
3. 1センチ角、サイコロ状に切り、ココアパウダーをまぶして、メープルシロップをかけて食べる。
4. 前述のココアパウダーをシナモンパウダー又はシナモンシュガーに替える。
5. 前述のメープルシロップを牛乳に替える。


アボカド・ブロッコリー・エビのサラダ

1センチ角、サイコロ状に切ったアボカド 1個分
ボイルして殻をむいて1センチ位に切ったエビ 50g
ボイルして1センチ位に切ったブロッコリー 1個分
カラシ入りマヨネーズであえる。好みによりカレーパウダーをまぶすと良い。

唾液が出なくて口の中がパサパサしている高齢者に、アボカドを毎日食べる事を勧めたところ、5日目で唾液が出てきたとの報告がありました。実は、アボカドは高齢者やガンで闘病中の患者さんや抗がん剤を服用中の患者さんや放射線治療中の患者さんに是非食べてもらいたい食材です。
今回は「焼きアボカド」を紹介します。

 

美味しい焼きアボカドの作り方

1.アボカドを包丁で縦に二つに切り、アボカドを回しながら二つに割りスプーンで種をくり抜く。
2.皮は剥かないでおく。くり抜いた穴の中に、白だし醤油を小さじ1/2杯、マヨネーズを穴の中に注入する。
3.アボカドの周囲に粗挽きくろこショーを振り掛ける。
4.アボカドの上面に、パン粉をパラパラまぶす。
5.オーブントースターに入れてパン粉に焦げ目が出来るくらいに焼く。
 温かくて、やわらかくて、とっても美味しいです。