「秋ナスは嫁に食わすな」と云う諺がある位、有名な「秋ナス」ですが、これは「秋ナスがあまりにも美味しいので姑がイジワルして嫁に食べさせない」という説と「秋ナスを食べ過ぎると身体を冷やし過ぎてしまい流産などお産にさわるから」という説がありますが、ナスは寒涼性で身体を冷やす働きがあり、暑かった夏場に被った熱を冷ます働きがあります。
紫外線をたっぷり浴びた表皮には紫黒色の色素、ナスニン・デルフィニディン・ヒアチンなどを含むアントシアニン色素や、ナスのアクと呼ばれる、クロロゲン酸などの抗酸化物質を多く含んでいます。
ナスには発ガン物質によって体細胞が変異を起こしガン細胞に変化する事を防ぐ作用が、野菜の中でも極めて強いと言われております。
ナスは淡白な味でくせが無く油との相性が良い野菜です。味もしみ込みやすく、加熱すると食感がなめらかになり、天ぷらや、おひたしなど日本料理によく合う食材ですが、中華やイタリアンなどにもよく合います。
高齢者や病人向けにアッサリ味に仕上げたい時には、タテ二つに切って皮目から網焼きして皮を剥き、和風出汁(ヒガシマルうどんの素)と削り節、ミョウガの薄切りと合せて、おひたしにすると良いでしょう。
ナスを皮ごと、ニンニクとオリーブオイルで調理する方法で、スタミナ満点、夏バテを解消する料理法をご紹介します。
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