平成25年は12月22日(日曜日)が冬至になります。冬至とは一年で夜が一番長い日です。漢方では昼間を陽、夜を陰とするので、一年で陰が最も長い一日となります。そして陰陽は互いに勢力を争いながら、お互いを交替させて行きます。これを陰陽消長と呼びます。陰が極大に達した時(冬至)に微小な陽(一陽)が生まれ、生長して陽が極大に達した時(夏至)に微小な陰が生まれます。これが一年を通して繰り返されます。
冬至の日の夜半に陰が極大に達し、その瞬間に微小な一陽が生まれます。これを「一陽来復」と呼びます。寒い冬の冬至の日に暖かい陽が再びやって来るという事で、正月を迎える事と同じく大変おめでたい祝事なのです。
「冬至の日に南瓜を食べる」意義は、冬の陰が極大の時に、陽を象徴する南の呪物の南瓜を食する事は、夏の暑いときに冬の呪物の冬瓜を食べる事と同様の考えです。柚子も南を象徴する呪物です。また天帝(太一)を祀る時に、小皿を3枚並べ中央には酒、左側には鰹節、右側には塩を盛って北面して祀ります。
|