麩を食べて脳の発育と

免疫力をアップさせよう

   

 小麦粉から作りだされた、麩には「グルテン」と呼ばれるタンパク質が豊富に含まれております。グルテンには知能の発達に欠かせないグルタミン酸と呼ばれるアミノ酸やアルギニン、ナイアシンなどのアミノ酸やビタミンB1やナイアシン、葉酸、パントテン酸などのビタミンや亜鉛、マンガン、鉄、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルを豊富に含んでおります。高タンパク低カロリーで脂肪を含まないのでダイエット中の栄養補給に最適です。麩は中国で生まれ、奈良時代に仏教と共に伝来し、肉食を禁じられていた修行僧達の貴重なタンパク源として精進料理に盛んに用いられてきました。「もち麩」、「紅葉麩」、「手毬麩」、「利休麩」や仙台地方の「あぶら麩」庄内地方の「庄内麩」などがあります。味噌汁の具に「手毬麩」を入れたり、鍋料理に「くるま麩」入れたり手軽に使えます。今回は、「くるま麩」を使って、和風料理と洋風料理2種類ご紹介します。

 

くるま麩の卵とじ 4人分

 材料
 くるま麩    1パック
 和風出汁(ヒガシマル) 2袋(800mlのお湯に溶かして出汁を作っておく)
 卵        4個(丼に割り入れて溶き卵にする)
 三つ葉     1把(5センチの長さに切りそろえる)
 ネギ      5cm(小口に薄く切る)
 シイタケ    2個(石付きを去り、縦に薄く切る)
 かまぼこ    8枚(5mm厚)

 作り方
 陶器製の小鉢又は小丼に、5cm厚に切った「くるま麩」を入れ出汁を200ml入れ、くるま麩の上面に、ネギ、三つ葉、しいたけ、かまぼこ、を盛り付けて、その上から、溶き卵をかけて、蒸し器に入れて30分蒸し上げる。

 

くるま麩のグラタン 4人分

 材料
 くるま麩      1パック
 チキンコンソメ   2個(400mlのお湯に溶かす)
 ホワイトソース(ハインツ)   200g(コンソメスープに混ぜ合わせる)
 アンチョビーソース  小さじ4杯
 粉チーズ        大さじ4杯
 ピザ用チーズ     4枚
 赤・青ピーマン     1/2個ずつ
 サラミソーセージ   12枚(3ミリ厚に切って千切り)
 ブロッコリー      1/4個 親指大に細かく切る
 パン粉         大さじ4杯


 作り方
 グラタン皿に「くるま麩」5cm厚に切ったものを隙間なく並べ、ホワイトソースを混ぜ合わせたコンソメスープ100ml入れ、粉チーズ大さじ1杯、パン粉大さじ一杯入れ、赤・青ピーマン、サラミソーセージ、ブロッコリーを「くるま麩」の上に載せ、アンチョビーソースを小さじ1杯かけて、ピザ用チーズを載せて、オーブンに入れて220度、30分で焼き上げる。