ジャガイモの主成分はデンプンですが、その他ビタミンCやカリウム、鉄分が豊富に含まれている、アルカリ性の食べ物です。特にジャガイモに豊富に含まれるビタミンCは本来、水と火に弱く壊れやすい栄養素なのですが、ジャガイモの場合はビタミンCがデンプンに守られているため、長期保存しても効力が残っております。加熱調理してもたっぷりのビタミンCが摂取できるのです。
帆船時代の船乗りたちは、長期間の航海の中でビタミンCが欠乏して発病する「壊血病」に悩まされておりました。歯肉から出血して血が止まらなくなったり。筋肉が腐って崩れ落ちてきて死に至る恐怖の病気です。新鮮な野菜なども2〜3週間もすれば傷んでしまい、ビタミンC不足に陥ってしまいます。ジャガイモは長期保存が利いて、ビタミンCもしっかり残っているので、長期航海中も壊血病を防ぐことが出来たのです。またアルカリ性食品なので、尿酸過剰で酸性体質の通風予防に最適の食材です。
ジャガイモはビタミンCやカリウムがデンプンに守られているので、生のジャガイモをスライスして顔に貼り付けて美白パックしたり、すりおろして同量の、うどん粉(強力粉)と混ぜて粘らせてシップの替わりに使う事が出来ます。特に火傷や打撲・捻挫などで手元に薬が無いという時、この方法で応急処置が出来ます。
ジャガイモ料理は沢山ありますがベーコンとの相性が良く、ワサビとイタリアンパスレーでサッパリ感を演出しました。
|